自然素材の塗り壁材を比較！珪藻土と漆喰、消臭・抗菌効果が高いのはどっち？

珪藻土は、珪藻という植物性プランクトンの殻が化石化したものからできた自然素材です。多孔質性で、吸湿性能が高いだけでなく、耐火性や自浄作用といった様々な性能を持っています。珪藻土と似たような性質を持つ漆喰よりも優れた吸湿性を持つ反面、カビが発生しやすいというデメリットもあります。こちらでは、自然素材の塗り壁材として人気がある珪藻土の特徴と、漆喰との違いについてご紹介いたします。

珪藻土（けいそうど）の原料は、藻類と呼ばれる植物性プランクトン「珪藻」の殻が水底で蓄積し、化石化したものです。
珪藻土の主成分は、二酸化ケイ素（SiO2）です。調湿性に優れ、耐火性も高いことから、昔からコンロや七輪、耐火レンガとして利用されてきました。また、食べられる土として、アイヌ民族の中では少量の珪藻土を汁物のとろみ付けに使ったり、太平洋戦争中はお菓子・食品類の増量剤としても使用されたりしていたようです。

現在では、その高い調湿機能を活かし、ビールやお酒製造のろ過材、土壌の改良、建築壁材のほか、バスマットやコースター、お菓子の乾燥剤など、珪藻土を使った様々な日用品が販売されています。

そして、珪藻土が建築素材として使用されはじめたのは、1990年代の後半です。調湿効果が高いことから、湿気が溜まりやすい部屋の調湿対策や、室内にこもりがちなペットの臭い対策として、室内の塗り壁に珪藻土を使用するケースは少なくありません。

100％自然素材でできた珪藻土であれば、快適な住まい空間をサポートしてくれます。

珪藻土を壁材にするためには、固めるための固化材を混ぜ合わせなければなりません。配合する固化材に何を使うかによって、珪藻土の性能は大きく変わってしまいます。例えば化学物質を加えてしまえば、珪藻土の持つ調湿性能が低くなってしまうだけでなく、化学合成接着剤のような臭いがしてしまうでしょう。

珪藻土を選ぶときは、固化材に何を使っているか、珪藻土の含有量は適正量であるかどうかを確認しましょう。

珪藻土と同じく自然素材である漆喰（しっくい）は、石灰石という岩石が原料です。主成分はカルシウムで、耐久性や防水性、抗菌・消臭効果に優れています。似たような特徴・性能を持つ漆喰と珪藻土ですが、多孔質性である珪藻土のほうが、より優れた吸放湿性能を持っています。

一方、珪藻土には、カビが生えやすい、自ら固まることができないという欠点もあります。その点、漆喰はアルカリ性のためカビが生えにくいというメリットがあります。また、漆喰は自ら固まることができるため、塗り壁として使用する際、固化材が不要です。

塗り壁に使用する自然素材の日本製壁材については、At　Persimmonまでご相談ください。柿渋タンニン、卵の殻、珪藻土が主成分の内装仕上げ材を販売しています。

珪藻土は、優れた調湿性能を持った自然素材です。一方、漆喰よりもカビやすく、自ら固まることができないという欠点もあります。

リフォームやDIYに使用する、日本製自然素材の壁材をお求めなら、At　Persimmonまでお問い合わせください。At　Persimmonでは、珪藻土に柿渋と卵の殻を混ぜた、100％自然素材の機能性柿渋塗り壁材を販売しています。消臭力、断熱性、防火性、結露防止、調質性など多機能な日本製の塗り壁材ですので、ぜひご利用ください。

エコと健康から生まれた柿渋塗り壁材「パーシモンEウォール」は、消臭・抗菌効果をはじめとする以下の点が強みです。

• 柿渋タンニンとの融合により、天然素材でありながら、有害物質の 吸着中和・消臭・抗菌効果を発揮します。
• 珪藻土や漆喰よりも高い調湿性能を有します。
• 天然素材では難しい、コテムラ塗りによる薄塗りの施工を可能にしました。
• 粒子の細かい基材により「柔軟性」が高く、クラックも入りにくい。
• パーシモンEウォールDIYは練り状のため、簡単で手間が掛からず質感の高い塗り壁が早く仕上がります。
• 左官材と違い、塗り手を選ばない製品のため、DIY初心者でも施工が可能です。
• ビニールクロスやボードの上から１度塗りで仕上がるため、内装リフォームの工期が短縮できます。
• ボードの上から中塗り及び、シーラーなしで直接塗れます。

※内装リフォームの場合、既存壁から出る汚れ、アク、シミ、臭い等をあく止めシーラーで止めてから仕上げてください。