想うこと

「スイカと柿の種が教える!世界陸上より熱い“果物の戦略”とは!




夏もそろそろ幕を

下ろそうとしていますね

 

朝晩がすこし涼しくなりました

そんな夏を代表する果物
スイカともお別れの時期です






私はといえば
世界陸上を見ながらスイカを頬張り

選手の引き締まった筋肉に
「よし、私も鍛えよう!」
と一瞬だけ決意


……でも手にしていたのは
ダンベルではなくスプーン(笑)







この間家族に
スイカをカットして出した


そしてお風呂から上がったら…
なんと!


中心の甘~い部分だけが
きれいに消えていて


残っていたのは
白っぽい皮に近いところばかり




 


「この家族どうなってるんだよ~!」

と叫ぶ私に、娘は涼しい顔で



「だって甘いところは太るでしょ?
ママのために残してあげたのよ」


……いや、
それ“残してる”って言わないし


 

そして本日
夏の最後のスイカ、逆襲のチャンスだ















中心だけをスプーンでくり抜いて

ドヤ顔で食べてやりました




小さな復讐の甘さは
スイカの糖度に負けないくらい格別(笑)









スイカといえば
「種が邪魔!」ですよね?



実はあれ、わざと散らばっているんです

カボチャやメロンは種が
真ん中にまとまっていますが

スイカは果肉の中に種を散らし
食べる人や鳥に
「仕方なく一緒に食べさせる」
仕組みをとっているんだって


しかも種は硬い殻で守られていて
胃や腸を通っても無傷で外に出てくる



「盲腸に引っかかる」
なんて噂は大嘘で

むしろスイカにとっては
お腹を通過することが出張のチャンス



「僕はこんなに甘いんだから、
どんどん食べて!
ついでにこの種もよろしく運んでね」



スイカの声が聞こえてきそうですが
まるで押しの強い営業マン(笑)








そんな体育会系スイカに対して
秋になると登場する「柿」はずいぶん違う


柿はこう言うんです



「ちょっと待っててね、
今の私はまだ渋いから食べてもおいしくないよ

でもね、種がちゃんと大人になったら
最高に甘くなるから、そのとき食べてね」

うーん、なんという余裕



スイカが「今すぐ食べて!」と
押してくるのに対して
柿は老練な
将棋指しのように“時を待つ”のです

 

しかも二段構え


未熟なときは渋さで防御し
「まだそのときじゃない」
と強烈にアピール


でも種が立派に育った瞬間、
渋さをスパッと脱ぎ捨て
最高に甘い姿でアピール



「さぁ今こそ!私を食べて、未来へ運んで!」


柿はまさに、
果物界の戦略家であり芸達者


 

そして私はといえば

世界陸上を見ながら
「よし、筋トレを!」
と決意したものの


結局スイカのように数で攻めるのか
柿のようにタイミングを見極めるのか


ただソファで甘い実を頬張るだけ…



……どうやら私の“戦略”は、
果物たちに完敗のようです(笑)



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