自然塗料(オイル)

セリは一本でちょうどいい


今日は1月7日。

七草粥の日でしたね~

毎年この日になると、
七草粥セットを手に取りながら、
「いや、セリ少なっ!」
って心の中で突っ込んでしまう。

個人的には、
七草の中でセリが断トツで好き。

正直言って、
「セリ多めセット、出してくれませんか?」
って毎年思っている。

 

でもね、
いざ七草粥を炊いて、食べ終わるころになると、
毎年ちゃんと納得する。

あぁ、
セリは一本でちょうどいいんだな、
って。



セリって香りが強いから、
たくさん入れると、
せっかくのやさしいお粥が
一気に
「セリです!」って主張しはじめる。

七草それぞれ、
量が多いものもあれば、

「え、これ一本?」みたいなのもあるけど、
全部合わせると、
ちゃんと一つの味になる。

 

七草粥セットって、
“ちょうどいいバランス”で出来ていると
これもまた毎年思う。

 

今日は、お出しで味付けして
これがもう、しみるおいしさでさ


娘も七草粥が大好きで、

「これ毎日食べたいんだけど」
なんて言う。

いやいや、
毎日七草は仕入れられません。
これは一年に一度のお楽しみです。




ところで七草って、

何のために食べるんだっけ?

お正月に食べすぎて
疲れた胃腸を休めるとか

無病息災を願うとか
正直、意味はうろ覚えだったりする。


でも、理屈はさておき、

「整える」っていう感覚は
なんとなくしっくりくる。

 

好きなものを、
好きだからといって入れすぎない
高級だからといって
多ければいいわけじゃない

結局、大事なのはバランス。

 

これ、自然塗料づくりもまったく同じ

弊社の自然塗料は、
柿渋と、
いくつもの植物油をブレンドしている

 

桐油、えごま油、米油、ヒマシ油…。
植物の油にも、
乾きやすい油、乾きにくい油がある。

 

乾く油が多すぎると、
フローリングがカサカサしてしまう。

逆に、乾かない油を使いすぎると
いつまでもベタつく
ぬるっとした仕上がりになる。

どっちもダメ。

ここがね、ほんとに難しいところ。

七草粥と同じで、
一つひとつの個性を見ながら、
全体としてちょうどいいところを探す。

これはもう、
素人ではわからない世界



だからこそ、
職人として、プロとして、
何度も調整して、何度も失敗して、
「これだ」という配合にたどり着く。

それを、
塗った人が
「なんか気持ちいい」と感じてくれたら

それで十分だと思っている。

 

七草粥を食べながら、
今年もまた、
そんなことを考えた朝。

お正月の終わりに
ちょうどいいバランスを
思い出させてくれる

七草粥って、やっぱりいい。

娘と並んでお粥をすすりながら
「あったまるねぇ」なんて言う朝。



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