柿渋について

食べる前にちょっと待った!トウモロコシと渋柿のガチすごストーリー

 


今日は三連休の最終日

うれしいような、悲しいような
複雑な気持ちです

 

家族がいれば、一日三食…
いや、間食も含めたらほぼ
常時キッチンに立ってる気がする




そんなお昼、茹でトウモロコシ




ああ…夏っぽい…
って思いながらふと目を落とすと
このふわふわした糸、
皆さんは、ご存じですか?


ふわふわ、しっとり、
時にはちょっとべたつく
トウモロコシのヒゲ








実は、
トウモロコシの粒一つ一つに

直結した“雌しべ”なんです



まるで糸電話のように
1本1本が花粉をキャッチするアンテナ


風に乗ってやってくる
花粉をしっかり捕まえて


「ここに一粒、お願いします」
と伝えてくれるわけよ



花粉が乗っかると

そこからスルスル〜っと
受粉が始まり

やがてプリッとした粒が誕生


つまり、あの粒たちは
「誰と繋がったか」の記録



しかも黄色と白が混じる場合は
ちゃんと遺伝の法則に従ってる


……って、植物、
めっちゃ冷静で几帳面じゃないか







人間なら
「彼と相性いいかも〜♡」
とか
「親の性格に似すぎ〜💢」
とかいろいろあるのに


植物は迷わず、
無駄なく、理にかなってる



花粉を選ぶこともなく、
出会ったら即決~




芽を出すか出さないか
色が黄色か白か
すべて自然と計算されている



これ、
人間よりずっと「自然体」かもね。










さて、もう一つ紹介したい

植物界の哲学者がいます



その名も「渋柿」


「食べられるもの」
としての存在を選ばず
わざわざ“渋い”という壁を設けた






なぜ渋いのか?



それは、熟すまで
食べられないようにするという
自らの安全装置なんです



そして
この渋みの正体が“タンニン”




菌を寄せつけず、腐敗を防ぎ
傷を癒すようなパワーが秘められている


渋柿は、
植物界のガードマンなのです









でも、
タンニンの力はそれだけじゃない


渋柿の渋み成分「タンニン」は
体の中でいわば“お掃除係”


腸内環境を整えたり
細胞のサビを防いだり
気になるニオイにもひと働き



見た目は地味だけど
なかなかの名サポーターなんです






トウモロコシのひげが
黙って粒を育て


渋柿の渋みが、
そっと身を守る






自然って、

しゃべらないのに、すごく雄弁



ルールなんて決めなくても
指示なんてなくても
植物たちはちゃんと
自分のリズムで生きている



トウモロコシのひげも、渋柿の渋みも
何も言わず、ただ淡々と
自分の役割を果たしているだけ



だけど
そこには確かに
“一貫した生き方”がある




それは誰かに
評価されるためじゃなくて

誰かに気を使うためでもなくて
ただただ
「自分らしく在る」ための姿勢



可憐で、まっすぐで、
そして、忖度なんかしない


飾らず
誰かの期待に左右されず

ただ自分らしく咲く


そういう生き方って
やっぱり私は好きだぁ~。







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