柿渋について

結婚式に“ある物”を持つと、雨の日でも幸せになれる理由





6月中に書くはずだったのに、

気づけば7月…



6月はあっという間に過ぎてしまった








6月に結婚する花嫁は幸せになれる
誰が考えたんだろう?

って思って調べてみたら



結婚の女神ジュノ(Juno)の月だから
6月に結婚すると
ジュノに祝福されるんですって



ヨーロッパでは
6月が乾季に入る地域も多く

青空の下で結婚式が
挙げられる最高の季節なんだって





でも日本の
6月は…梅雨!ジメジメ!

「結婚式に向いてるのかな…」
って思いがちだけど

そこに登場するのが日本の知恵、和傘






雨の日も晴れの日も
花嫁を美しく守る和傘




和傘って、
ただの傘じゃなくてね

和紙に細い竹骨を
何本も組んで作られるその繊細さは
「日本ってすごい!」って思わせる



そして雨の日はもちろん
晴れの日の強い日差しからも
新郎新婦を守ってくれる。







傘をそっと開けば、その広がる形には


「降りかかる困難を優しく遮り、守ってくれる」


「ひとつの屋根の下で、寄り添いながら末永く幸せに」


という願いが込められています。



その縁起の良さから、古くより
祝福の席や嫁入り道具として重宝されてきた






お客様からブログのネタにどうぞと

ご自身の結婚式で
使用した和傘のお写真を頂いたのです。









でも、あの和紙が
どうして
雨に強いか知ってますか?



秘密は柿渋!
青い渋柿を収穫して絞り
数年発酵させて作るこの柿渋は
まるで天然のコーティング剤



塗った紙はピシッと固くなり、
雨水を弾くだけじゃなく、
防虫・防腐の力まで備わるんです。




日本の伝統文化に
「柿渋なしでは成立しなかった物」
がたくさんありますが、



和傘はまさにその代表格。








6月の雨はうっとうしいけど

雨の日だからこそ和傘をさす花嫁は、
よりしっとりと美しく見えるのかも




雨が降るたびに

「和傘で守ってくれるから大丈夫」
って思えたら

ふたりの絆はもっと強くなりそう


そう考えると、
梅雨と結婚式って実は相性抜群なのかもね



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