今年の漢字「金」と聞いてい
ん? キン? カネ?
今年そんな稼げたかな?(笑)
なんて、
ふと一年の記憶を辿ってしまった。
そうか、新紙幣の刷新ね!
新しいお札が出た頃は
貴重なAAナンバーが欲しくて
じっくりお札を眺めました。
実はあの紙幣には、
日本が世界に誇る職人技と最先端の技術
がたっぷり詰まっている
今日はその秘密を少しだけ。
日本の紙幣は「世界一」
例えば、
一万円札の渋沢栄一さんの肖像画
これ、ただの印刷じゃありません。
「凹版印刷」といって
触ると立体感が感じられる
特別な技術が使われています
これがあるおかげで
偽造防止のハードルが一気に上がる
さらに注目すべきは「ホログラム」
光の角度によって柄が変わる
キラキラのあれ
実は高度なセキュリティ技術の塊
よく見ると
肖像画がホログラムの中に浮かび上がったり
額面数字が立体的に見えたりします
この技術、もはや芸術の域
そして、「透かし」
新紙幣の透かし模様は
ただの飾りじゃない
高精度な偽造防止技術。
では、なぜ日本の紙幣が
ここまで進化したのか?
その答えは「和紙」にあります
紙幣のベースとなる素材は
和紙の伝統を
現代風にアレンジした特別なもの
和紙の繊維を活かして作られており
和紙の繊維構造は、強度だけでなく
印刷の細かい線をしっかりと
受け止めるのにも適している
ここに加わるのが
現代の職人たちの技術
例えば、
新紙幣では
「インクの光沢」
まで細かく調整されていて
特定の角度でしか見えない
文字や絵柄が仕込まれています
これらは、
高度な印刷技術と和紙の吸収性を
組み合わせて実現されている
新紙幣の最大の特徴の一つが
「動き」
お札を傾けると
ホログラムの模様が回転したり
文字が動いたりするのに
気づきましたか?
これは特殊な印刷技術で
真似しようと思ってもできない
さらに、紫外線ライトを当てると
肉眼では見えない
マークが浮かび上がる仕組みも搭載
銀行でお札をスキャンする機械でも
この仕掛けが重要な役割を果たしている
また、新紙幣にはナノレベルで
細工された模様も隠されています
顕微鏡でしか見えないレベルの細かさですが
これが偽造防止に大きく貢献
まさに
「見えないところにも手を抜かない」が
日本の紙幣の精神
紙幣刷新で改めて感じるのは
伝統と最先端技術の見事な融合
和紙という日本の文化を受け継ぎながら
最新技術を取り入れることで
世界に誇れる紙幣を作り続けている