想うこと

柿の実が赤くなる頃、自然塗料のとろみとネバネバ野菜に思う秋

 


秋の気配というのは、

突然やってくるものでして


つい三日前のこと
埼玉の民家の庭先に一本の柿の木



これがまた、
見事に実っておりまして


真っ赤な実、オレンジの実、
まだ少し黄みがかった実が入り混じって



それはもう、
まるで柿のグラデーション見本帳


「おやおや、秋だねぇ」
と思わず口に出しながら、パシャリ




秋の訪れというのは、
何度でも感動してしまうから不思議

私は、秋が一番好きなんです!







さて、そんな秋の手前

先日神奈川県秦野市に足を運びまして
これがまた、
想像以上に賑わっていてびっくり

都心からは決して遠くないのに
自然と住宅のバランスが絶妙






そして何より、
野菜が新鮮で、しかも安い


地方ってほどじゃない。
でも“日常”から
ちょっと離れたその距離感が

実にちょうどいい





で、ですね。
家族そろって
野菜好きということもあり



見かけたら最後、
カゴに入れずにはいられません


つるむらさき、モロヘイヤ、オクラ
いわゆる
「ネバネバ三兄弟」を次々と確保


夏野菜って
どうして
ネバネバしてるんでしょうかね



でも、そのネバネバこそが
夏バテを
和らげると昔から言われてまして



「自然ってのはよくできてるな」
と毎回感心するのです




実りの秋ですね~。





そして、レジで合計金額を見ると
「8,888円でーす!」


……え?まじ?



「これは…今日、宝くじ買うべき…?」
と目がキラリ。










さてさて
ネバネバの野菜を手にした私ですが



弊社は
植物オイルと柿渋をブレンドした
自然塗料を製造しています


これがまた、
サラッとして見えて
実は「とろみ」があるんです


とろとろ野菜といい勝負??


で、この“とろみ”って、
実は塗料にとっては結構重要



ねばつきすぎると塗りにくい
でもね
サラサラすぎても伸びが悪くなる~



自然素材って、
「扱いやすさ」が
欠点になることもある



でもそこを、
一切の界面活性剤も
石油も使わずに解決する技術



これが私たち
アットパーシモンの誇りであり

ちょっとした自慢でもあります






 

で、秦野での話に戻りまして


炎天下の中、突然猛烈に
「お好み焼き」が食べたくなり


見つけた一軒のお店に入り
「ああ、エアコンの涼しさに救われる…」
と席についたところ



「すみません、エアコン、壊れてまして…」

……え?

まさかの
“鉄板の前で熱波と戦う修行コース”に突入




シャツの中がもはやサウナ…
背中から汗が滴れる、汗汗汗



鉄板で焼けるのは
お好み焼きなのか、私なのか…
よくわからない状態











というわけで、秋の入り口に
自然の恵みと汗だくの思い出


私たちの塗料も
自然の力でできている以上



季節ごとにちょっとずつ顔を変える
“柿の実”のように
日々調整と工夫が必要です


それこそが
“自然と向き合う”ということ。




そしてそれを
可能にしているのは

自然への敬意と
ちょっとした技術と


ちょっとの
ユーモアかもしれませんね♡



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