
入学式でお花見。今日中学生になりました。
本日、娘が中学生になりました。
朝、セーラー服に袖を通したその姿を見て
「ああ、とうとうここまで来たんだな」
と胸の奥がじんとしました
少し照れくさそうに制服を直す仕草に
まだ幼さが残っていて
それでもやっぱり
少しずつ大人になっているのだと思うと
何だか寂しい気持ちにもなる…
思い返せば、受験の日々は決して
平坦ではなくて
涙がこぼれた夜も
言葉がぶつかった日もありました
そのたびに立ち上がって
最後まで自分の行きたい
学校を目指していた姿を
私はずっと見てきました。
入学式の朝
家族三人で歩いた
その背中が夫にそっくりで
思わず笑ってしまい、パシャリ
式が終わった後は
満開の桜が咲く校庭で
写真を何枚も撮りました
ひらひらと舞う花びらの中で
笑うその表情がなんとも眩しくて
この春
どこへも花見に行けなかったけれど
今日の時間が
私たちにとっては
きっと特別なお花見になった
娘はきっと、
たくさんの不安と期待を抱えているはず
「友達、できるかな」なんて
ぽつりとつぶやいたり
でも、それ以上は聞かず
ただ心の中で
「大丈夫」と小さくうなずく
きっと、
この子ならちゃんと見つけていける
そんな確信のようなものが
今の私にはある
母として願うことは、いつも同じで
どうか、健やかに。
どうか、たくさん笑って、泣いて
思いきり青春を生きてほしい。
六年間が、彼女にとって
かけがえのない時間で
自分らしく歩いていけるように。
そんな願いを
今日もそっと心に置いて
少し離れた所から
見守り続けたいと思います
……そして、また思うのは
成長を支えるのは
本人の力だけではない
日々を過ごす空間や
空気や、温もりのようなものが
静かに寄り添ってくれている
“住まいの環境”がとても大切
でも、その続きはまた今度
今日はただ、春の門出に
小さく拍手を
贈るだけにしておきます