柿渋の和紙

【大阪万博2025採用】柿渋和紙が世界へ!日本伝統素材がマレーシア館で活躍中




この間、ニョキッという音とともに
私の眼鏡がくにゃっと曲がった

鉄のフレームがもう見るも無残な姿に

「これは修理じゃ無理だな…」と
真っ先に眼鏡屋さんへGO~

眼鏡と言えば、福井県鯖江でしょう
言わずと知れた
日本の眼鏡フレームの一大産地

その技術力は世界レベル
まさに“見える力”を支えている県






そして、福井のもう一つの名産は

「和紙」

私たちアットパーシモンが誇る、
柿渋を使った越前和紙も
実は福井で生産しているんです


偶然?いえいえ
これはもう運命でしょう
日本の職人魂が脈打つ土地に

うちの和紙が生まれてると思うと

眼鏡が曲がったことさえ
なんだか感慨深く思えてきます
(いや、やっぱりショックですが…)。

 

この和紙、ただの和紙ではない
越前和紙の美しさに
私たちが長年研究してきた
柿渋の力を加えた“機能性和紙”

柿渋に含まれるタンニンには
抗菌・消臭といった驚くべき力がある


京都の「天王柿」から丁寧に搾って

5年も発酵させてできた熟成の逸品


その力を染み込ませた和紙は

空気をきれいにし、臭いも軽減


しかも環境にやさしい無添加!




この“柿渋パワー和紙”、
なんとなんと
2025年の大阪・関西万博で採用された!

しかも使われているのは
あの建築家・隈研吾氏が設計を
担当したマレーシア館

手掛けているのはゼネコンの大成建設

なんだか、名前を聞くだけで
緊張してしまいそうな
ビッグネームの中に
しれっと私たちの和紙がいるん…

うちの和紙が、万博で!?
で、どこの部分に!?


建築の場合って、問屋さんが入っていたり
設計士の指定で
下請けさんが数社間にいる事が多いから

ちょっと不思議な世界ですが
なかなかルートが見えにくいんですよね…

でも送り状に
「マレーシア館使用分」と記載の指示

これは間違えないでしょ!


https://www.expo2025.or.jp/official-participant/malaysia/
マレーシア館公式HP



混んでる今はちょっと難しいけど
混雑が和らいだら自分の目で
確かめに行きたいなと思っています

自社で作った日本の伝統素材が
海外パビリオンの一部として使われている
それって、なんだか不思議で
とても光栄なことです

「日本の和紙が、マレーシア館に?」
とも思うかが
設計が日本人の隈研吾さんというのもあって
しっくり来る部分もあるんですよね


眼鏡にしろ和紙にしろ
福井には
「手間を惜しまない」文化がある

曲がった眼鏡を直す職人の手
和紙を漉く人の手

そこに私たちの
「柿渋の魔法」が加われば、もう最強

世界が注目する舞台で
日本の伝統が生きている

その一端を担えていることが
何よりの誇りです。



 

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